GH5/ノンレビュー
Lumix GH5が届いた。
GH4でドハマリして、なんの疑いもなく購入。
届いたばかりなので何も語れないが、自分のとっては良い道具になると思っている。
因みにネットなどに各機いろんなレビューが書き込まれるが、僕は好きになった機種に関しては一切気にしない。はるかフィルムカメラ時代から万能の機種など存在しない。モノである以上、必ず何か欠点は持っているもの。ただ、今はネットがあるから個人の声がよく聞こえてくるし、レビューを書けばそれは決してウソではないけど、プロとしては自分の肌に合った道具をどう使いこなすかだけだ。
レビューに左右されたり、自分もテスター気取りで色々道具の粗を探ってみても写真の腕は向上しない。気に入ったらとことん使いこなす。欠点は腕で補う。
それが写真(動画も含め)上手くなる道だと思う。
Lumix GH5(first shot)
動画編集共有サイト「screenlight」
動画編集データをフレーム単位で確認しつつ、遠方スタッフとも共有、それぞれの意見をフィードバック可能なサイト「screenlight」というものを発見しました。
なかなかいい。かなりいい。
ある程度編集したデータをmp4なりに書き出してアップ。しばらくするとプレビューできるようになるが、Youtubeとは使い方が違い、編集データの共有、確認用に特化したつくり。
キーボードショートカット機能も快適で、
F フルスクリーン
J 倍速送り
K ポーズ
L 倍速戻し
スペース プレイ / ポーズ
→ 1フレーム送り
← 1フレーム戻り
- ボリュームダウン
= ボリュームアップ
と、ネット上で1フレーム毎に確認ができる。
更に共有したメンバーとコメントを書き込みあえるので、それぞれに確認してもらってアイデアを集めることができる。
料金は、無料だと1プロジェクトのみだけど、毎月9ドルで無制限になる。ちゃんと使うには9ドル払えというシステムなので、プライベートではきついでしょうが、多人数が関わる仕事や、海外とのやりとりも出る場合はかなり有効かもしれない。
「Art Photo Tokyo 2016」参戦
これまた過去ネタ。
11月18日〜20日にかけて、東京茅場町のビルを丸ごと写真と映像でジャックする、境界線のないアートとクリエイティブのイベント「Art Photo Tokyo 2016」が開催されて、作品を展示してきました。
今回はローラの「R mazagine」のチームとして参戦です。
9階建てのビルに埋め尽くされた写真は、関係者として見に行っても疲れた。
第33回テヘラン国際短編映画祭グランプリ受賞しました。
タイトルが読みにくくて長いですが。
先日、テヘラン国際短編映画祭にノミネートされていた話は書いていましたので、結果報告です。
第33回テヘラン国際短編映画祭アジアコンペティション部門にて、
グランプリを受賞致しました。
写真用カメラに動画機能がついたこと、遠山昇司という同郷の若手映画監督と東北大震災を機に出会ったこと。その他様々なファクターが偶然、奇跡的に、いや運命的に重なって何かに巻き込まれるように真剣に挑むようになっていました。
自分にとって良かったのはムービーの始まりが映画(シネマ)だったこと。
これは遠山昇司監督に始めて会った2011年の春、
「本来、映画(シネマ)と写真は、とても近い関係にあると思うんです。でも、最近の映画はシネマではなくエンターテイメントが多い。僕はあまりそこには興味がないんです。だから食わず嫌いというか、言ってしまえば僕は映画が嫌いなんです。」
と、言って、なぜかこれが始まりのゴングになった。
そして、彼と二人三脚でシネマ製作がスタートした。
我々の美意識を全面に出した、自分達にとっては芸術作品でもあり、観るというよりも深層で感じとってもらうような生と死と希望をテーマにした映画。自分の撮る映像は、写真の感性をそのまま持ち込むことがテーマで、いわゆる動画のテクニックをちょっと無視したやり方とも言える。
もちろん何よりも遠山昇司監督の視点や力量が一番だが、私にとって2作目の撮影監督としての作品で、メジャー映画祭のグランプリを獲得できたことは、写真家として磨いてきた美意識をそのまま映画に反映させて評価をいただいた訳で、映画の賞だけど、何か写真まで褒めていただいたような気がする。
映画を撮れば、さらに写真に気合いが入るという、独特な生き方になっていることは自分にとって、とても幸せなことだ。
ニコンのクリーニングミラーアップがどうやっても出来ない問題
久々の備忘録。
ニコンD4をずっと気に入って使っているが、先日CCDを自分で清掃しようとしたら、「クリーニングミラーアップ」がアクティブにならない。
あちこちのニコンスレッドにもよく書いてある項目
〇 バッテリーがフル充電でない場合
〇 カスタムメニュー【g 動画】内のシャッターボタンの機能が動画になっている
〇 バッテリーのキャリブレーションがとれていない
〇 それでダメなら、一度初期設定に戻す
〇 ワラにもすがる思いで、バッテリーを一度抜いて再起動する
最後はもう身も蓋もないが、気持ちは十分にわかるアクションだ。
しかし、この身も蓋もないアクションまで、全てを決行してもなんとミラーアップできないじゃあないか。
ボーーっとなって数日放置。
しかし、ボーーーっとしていても未来はない。
そこで伝家の宝刀、NPS(Nikon Proffesional Service)に電話。
斯く斯く云々です、と伝えると、
「ちょっと待っててください。いま実機を手元に持ってきます」と。
しばらくして、お互い電話先でD4のメニュー画面とにらめっこしながら、あーだこーだと話しあった。
そして結果は、
セットアップメニュー【ネットワーク】の通信機能でした。
僕は、この機能をまだ一度も使ったことがないのだけど、いつの間にか【ON】になっていたようで、これが【OFF】でないとミラーアップしないらしい。
極めて紳士的で的確にご説明いただいて3分ほどで解決。NPSのこの手厚いサービスがあるからニコンがやめられない。もちろんニコン製カメラも大好きです。
通信機能があると言えばシングルナンバー機種だけだと思うが(最近のwi-fi機能付きカメラがこれに属するのかはプロ用機種しか使わないので知りませんが)、誰か困ってしまって数日、ボーーーっとなって、いつか奇跡的にこのブログに辿り着いた人の為に書いておきます。
その前に自分で解決されるかもね。
ドローンのテクニック
今の仕事に対応するために、ついにドローンを導入した。
導入にあたっては、カメラ技術よりもラジコン技術や航空法の方が重要なので、久々にかなり勉強するハメになった。こんなことなら中学生までやっていたラジコンをずっと続けておくんだった。今後もややこしいテクニックが必要な時はぜひ外注したいものだ。
実際にブツが届いて驚いたことは、レンズの深度がやたらと浅い。僕は昔、航空写真を専門にやっていたので、てっきりパンフォーカスだと思っていた。ピーカンの空のもとではモニターがよく見えないもんだから、ピントがあってるのかどうかさっぱり分からない。一流のドローンパイロットはどう対策しているのだろう。
機能や考えることがヤマほどあって、まだ分からないことだらけだけど、昔さんざん空から撮っていたから空からの絵の面白さは思い出してきた。ラジコンテクニックをどこまで追求するかはさておいて、クレーンショットの効果が期待できるのは嬉しい。
しばらくは練習だ。