G310GS、慣らし終了とジャスミンティー
先週、ようやくG310GSの慣らしが終わった。
オイル交換を終えて、早速アクセルを空けてみた感想は、高回転だからといって爆発的に加速するということではないということ。リッターバイクじゃないですからね。
それでもフラットに気持ち良く伸びていく感じで、ハイギアにとなるとなかなかの速度が出ますから5速以上でレッド手前まで引っ張っていく場面は頻繁にはなさそう。
そして、結局一番気持ちいいのは4500〜6000rpmあたりの中回転域。絶対速度はそこそこでも乗っていて楽しい。今の自分にはちょうどいいかな。
そしてなによりこのバイクで楽しみなのはフラットダート。それこそ30km/hほどで十分にホットな気分になれます。早くコイツでバイクキャンプに行きたいものです。
阿蘇の草原でジャスミンティーを飲もうとアルコールストーブ一式をウエストベルトに入れて行ったのに、肝心の水を忘れた。自販機まで買いに行って、また草原に戻るのも面倒なので、結局自宅の庭先で飲みました。笑
オンロードバイクでは、こんなお茶セットを持っていこうとは思いつかなかったのに、バイクが変わるだけでライフスタイルも変わるものですね。
G310GS 軽い阿蘇ツーとインプレ追記
週末、夕方前から時間ができたので、3時間ほど阿蘇へ。
ヌケの良い天候と青空、貴重な野焼きの時期の濃いアンバーは軽く出かけた割には最高なシチュエーションとなりました。
まだまだ乗りながら色々感じている310GSですが、いっぺんに全ては書ききれないので、気がついた時に書き足していきます。
ブレーキ。
フロントシングルディスクは、納車時に「ブレーキたいして効きませんから。笑」と、言われました。が、乗っているうちにそうでもないと分かってきました。最近のリッターバイクについているような強力なダブルディスクみたいに、人差し指1本でひっくり返るみたいなシャープな効き方ではないですが、2本指でも必要な分を入力してあげれば軽い車重もあってしっかり止められます。100km/h以下の話なので、フルスロットルからのフルブレーキングではシングルの特性上色々と限界はあるでしょうが、このバイクでそこまでアグレッシブにロードを攻める場面もなかなかないでしょう。きっと。たぶん。
(追記、の追記)
更に分かったこととして。ダートに入った時には繊細にコントロールできるブレーキが必要ですよね。このブレーキはロードでのハイスピードブレーキとダートのコントロールブレーキをバランスさせるギリギリのところでセッティングされていると最近感じてます。
細かい話なんですが、サイドスタンドのアゲサゲがなんか重い。
エンジンかけて格好良く跳ね上げたいところですが、すんげえモタモタなっちゃいます。養成ギブス並みのバネはここには欲しくないです。
一方、クラッチはめちゃくちゃ軽い。
単気筒310ccのクラッチ板ですからね。20年ぶりくらいに2本指でスカスカとクラッチ操作してます。ハーレーやらドカティやらで指の筋肉が鍛えられたのもあるかもしれませんが。
走行800km。
もうすぐ慣らし終了、楽しみです。
BMW G310GSがやってきた。所有者としての感想。
まだ乗っている人が少ないのでネットにも情報が少ないですね。
購入検討している方にちょっとでも役に立つでしょうか。個人的感想を書いてみます。
シート高835mm。
どうですか?高いですか?って聞かれます。
僕はオフ車経験もあるし、ドカティのムルティストラーダなどにも乗っていましたから、購入に際してこのシート高はなんの妨げにもなりませんでした。
本当のオフ車ってもっと高いですよね。CRF250 RALLYで895mm。ダートを走れる機能のあるバイクなら仕方ないところ。
ただ、実際に乗ると柔らかいサスがすっと沈むので、身長169cmの僕で両足つま先(ブーツ履いてかかとが5cm浮くくらい)、片足ならべったりと着きます。車体も軽いのでそんなに不安感はないと思われます。が、ここで不安を感じる人は分かれ道でしょうか。
セルをちょっとだけ長めに回してかかるエンジンに火を入れると、単気筒が軽めにトトトトトとちょっと頼りなさげに音を出します。国産250cc単気筒だといかにも回らなさそうな(失礼)サウンドを奏でたりする車体もありますが、この水冷DOHCエンジンは軽快なサウンドで期待感を持たせてくれます。
アクセルをひねると、4000rpmから上はヒュンヒュンとトップエンドまで回ってくれます。ただ、慣らし中は5000rpmまでなので、これから美味しくなるという領域をほとんど使えません。310GSの慣らしは早めに終わらせましょう。
一方で3000rpm以下の低回転はかなりショボいです。大型に乗ってきた僕は、低回転でクラッチを繋ぐ癖があったため、最初はエンスト三昧で立ちゴケ寸前でした。
3000rpm以上まで速やかに回転を上げてスマートにクラッチミートする必要があります。この辺はダートに入った時にも影響するはず。悪路を走る時には速度をかなり落としたり、一度停車して発進と同時にコブを乗り越えていくようなこともあるはず。その回転域でエンストしやすいように思います。(まだそこまでの悪路には行っていないので推測ですが)
メーカーとしてはフラットダートを爽快に駆け抜けるような設定で考えているのでしょう。もうちょっと悪路にチャレンジしたい人は、スプロケをちょっと落とした方が楽しいでしょうね。私はノーマルで十分ですが。笑
(追記)
その後、ちまちまと林道に入ったりしていますが、クラッチミートに慣れたせいであまり考えずにスイスイ走っています。ただ、よりオフっぽく悪路に行くならやはりもうちょっと下が欲しいですね。
舗装路は超快適!
直進はフワッフワのサスと310ccにしては大柄なボディ、座面の広いシートでアメ車のように楽に走れます。スタートは書いた通りに非力ですが、3速まで上がった頃にはイメージがガラッと変わって「めっちゃ走る!」と感じます。
ホームコースの阿蘇、ミルクロードあたりを慣らし中の5000rpm以下で走ってもスピードレンジはほとんど大型バイクと同じ。もちろん、加速力は大型に劣りますが、310ccってこんなに走るんだっけ?という感じです。
タイヤがまたよく出来ていて、舗装路の食いつきもフラットダートでの安心感も素晴らしく、楽しんで長距離からワインディング、横道のダートまでこなせます。なんでも、R100GSの前後タイヤサイズと全く同じらしいですね。
コーナーでの感触などは、以前友人に乗せてもらった1200GSにそっくりのターンイメージでした。小さくてもGSです。
先日は、1日で400km(8割は一般道)走って来ましたが、まだまだ余裕。正直、310ccでこんなに走れるとは思っていませんでした。日本1周をさらっとこなす能力があると言えます。
因みに、その時の燃費は実測計算で33.4km/l
メーターのコンピューター表示で32km/l
メーター表示が実測より下って安心感があります。
とりあえず、僕の310GSは現在、走行距離700km。
とにかく慣らしを終わらせたいと思います。
BMW G310GS、来ました。
2/24、BMW G310GSがやってきた。
永年乗ってきた大型バイクを降りて、本来は車検のない排気量にまで落とすつもりだった。理由は10年前と違って随分と乗れる機会が減ってしまったこと。
排気量の大きなオートバイは維持費も高く、チョイ乗りも億劫。ひとたび乗ればかなり長い距離、時間を乗らないと満足できない。そんなこんなで乗らないうちにバッテリーはあがるわ車検は切れるわでストレスがたまる。
そこで、排気量を下げて維持費もダウン。軽量になれば日常のチョイ乗りも可能かもしれないし、ちょっと乗っても満足できるかもしれない。ということで、対象になる車種を真剣に考え出す。
それはそれとして。もう1つの趣味であったキャンプが昨年の秋から再燃。ソロのミニマムスタイル。道具をできる限り減らして自然と遊ぶように野宿する。やってみると自分にかなりフィットしていて、これから長い時間をかけて楽しめそうな大切な趣味となった。
それなら、この2つをくっつけてみようじゃないか、と思い立った。
ミニマムな道具ならバイクにも積めるから、バイクでキャンプ場なり山奥なりに入って自然を楽しんで帰ってこよう。
今まで趣味はと聞かれると「バイクと旅」だった。これからは「自然、アウトドア、と旅」に変えよう。バイクはアウトドアというジャンルにぶち込んでしまおう。
あくまで僕個人の理論、都合で、他人から見れば同じことかもしれないけど、そう考えることによって僕の脳内はスッキリと整理できた。
そこに昨年の12月、たまたま発売になったG310GSが目に止まる。
1200GSでがんがん山へ入っていく勇気は僕にはないが、310ccならもうちょっと奥まで行ってみようかと思わせてくれる。GSはアドベンチャーバイクだから、ダートも入れるが高速道路など長距離だって安定して走れるし結構遠くの山にだって旅できる。
車検はあるけど、僕のやりたいことのツボにドンズバでハマった。
速攻で年末に注文。そしてやってきました。
感想は次回。
樫の木の丸太
樫の木で炭を作る職人さんのところへお邪魔した。
そのおじさんはまだ修行中らしく、近所の名人のおじいさんから学んでいるらしい。
「師匠は温度も計らずに煙だけを見て火をとめるタイミングを決めるんだよ。あれはこの辺じゃあ戦前の人しか出来ないんだよね。」
と、言いながらもそのおじさんが作る炭は、はじけば金属のような甲高い良い音がして、長時間燃え続ける素晴らしい炭。なんでも上には上がいるもんですね。僕にとってはこのおじさんが師匠です。
その師匠から今日は、直系25cmほどの樫の木の丸太をいただいた。
高さも20cmちょっとという感じで作業台にちょうどいい感じ。丸太を作業台というのは普通の人には分かりにくいけど、山で働く人、ブッシュ系の人はテーブルなど人工物はほとんど使わずに丸太など自然で手に入るものでなんでもやってしまう。樫の木は密度が高く重くて、作業台にはかなり都合がいい。この上で薪を割ったり、スプーンを作ったり、コーヒーを飲んだり色々するんです。上手い人はね。あやかります。
樫の木の皮をちょっと剥いたら、磨いてもいないのに艶のある美しい肌が見えた。
先ずはこの丸太を庭で磨くことにしよう。