The smell of sky

Photographer。知らない土地と、スタンダードが好き。アート、自然、田舎は心がヒリヒリして落ち着く。最近は400年に1度の大地震を経験して新たな悟りを開く。煩悩がある人間はこんなことがないと気づかない。

G310GSにハンドガード装着

G310GSにハンドガードを取り付けた。

乗れば乗るほどダートに入る楽しさが盛り上がっているのだけど、万が一の時に手とレバーを保護してくれて、見た目にも精悍な雰囲気になるハンドガードは、購入前からずっと欲しかったパーツ。

購入したのは英国製の「Powerbronze」。
たいした理由はないが、まだG310GS用のアフターパーツが少ないなかで、それなりに信用できるメーカーを選んでみたつもりです。

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想像よりすごく軽い。他のメーカーもこんなものなんでしょうか。


英語版マニュアルを見ながら取り付けていく。
まずは、オリジナルのバーエンドウエイトを外して、そのパーツも流用(一番左)しながら下の写真の順番に本体に差し込んでいく。

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バーエンドから伸びた本体の内側は、てっきりハンドルバーに固定されるものだと思っていたら、左右レバーの付け根のネジを使って固定される作り。レバーの根元に付属のステーを取り付け。

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右(ブレーキレバー)の下側(ナット側)へ取り付け

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左(クラッチレバー)も同じく

後は本体を取り付けるだけ。簡単ですね。ミスのないよう、車体などに傷を入れないようにのんびりとやった結果、所用時間30分ほど。
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オリジナルのバーエンドのボルトが余る。ちゃんと保管しました。

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正面側からの見た目が確実に精悍になった。と、思う。
転倒対策パーツなのだけど、コケて傷など入れたくないぞ。安全運転しよう。

G310GSの旅「水源、ヒゴタイと赤川温泉」

暑いので仕事を早く上がって、涼しい阿蘇方面へG310GSで向かった。

どこ、という目的もなく、行きながら考える。
バイクを楽しむというよりは、半日でも「旅」をしたい。

大型バイクから排気量を落として、明らかに乗り方に変化が出ていた。今まではパワーや加速感を楽しんでいたために景色などをつい見逃しがちだったが、GSになって車体も軽く、悪路にも気軽に入れるようになったために、景色も、それまで通り過ぎていた小道にも俄然興味が湧くようになった。いや、そうしたいと思ってGSにしたのだけど、想像以上にこれらを楽しめるようになっていた。

そう言えば、産山村ヒゴタイがそろそろ咲く季節。実はまともに行ったこともないし産山には良い水源も多いから、ちょっと行ってみよう。

夏休みの阿蘇とはいえ、平日の昼間は観光客も少なく快適。あっという間に産山村へ。
まずは馴染みの池山水源にちょっと寄った後、行ったことのない山吹水源を思い出す。池山水源までは交通の便もいいが、山吹水源、ヒゴタイ公園周辺などは軽トラ1台分の幅しかない道も多く、時折、急に砂利道に変わったりする。GSにはもってこいだ。

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山吹水源。奥まっていて人も少なく良いところ。

初めて来た山吹水源は手つかずの自然に近く、素晴らしいところだった。
思わず野宿でもしたい気分になったけど、もちろん道具も持ってきていないし国立公園内だからさすがに気が引ける。冷たくて美味しい水を飲んで、次の場所、ヒゴタイ公園へ。

遊歩道かと勘違いするほど道が狭い。
誰もいないだだっ広い草原、目前の久住、積乱雲、そしてヒゴタイという景色はかなり贅沢。興味のある人がいたら是非、平日に行ってほしい。

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最高に贅沢な空間。今度ゆっくり写真を撮りにいきたい。

まるでトスカーナがロケ地の癒やされ系映画の中にいるような気分で、心がのんびりした。

のんびりしたところで、またある場所を思い出す。

秘湯、赤川温泉

行ったことはないけど、どこかの情報で見て記憶に残っていた。
忘れたけど、なんとか日本100選にも入っていた。そして、ここから近かった。

良い機会。

GSに跨がり、トコトコと行ってみた。
心がのんびりして、まったく飛ばす気になどならない。

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到着。

結論、

スゴイ。凄すぎる。赤川温泉

旅とか、自然とか、そんなものが好きな方には、どストライクだと思う。
では、そうではない人には。

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環境が整っていない訳ではない。不衛生でもない。むしろ古いのによく清潔に保たれている。ただ、来る人の目的次第というか。

ご夫婦で経営されているようで、とても気さくな奥様が対応してくださったのだけど、「立ち寄りで入ってもいいですか?」と、聞くと「はい。大丈夫ですよ。でも、ここは何しろ変わった方しか見えられないお風呂でしてねぇ。」のやり取りから始まった。


ここで、不安を覚える人と、面白いと思う人に別れるように思う。
秘湯がそうさせるのか、お客がそうさせてゆくのか。変わり者の湯。

温泉の質は、凄い!。
いや、とても良いのだけど、良い、を越えている。

夕方に到着して、何かと時間がなく僕は15分ほどしか入らなかったのだけど、自宅に帰ってからも硫黄の匂いが身体中からぷんぷん。個人的には気分がよかったので家では風呂に入らず就寝して翌朝、硫黄の匂いで目が覚めた。どんだけ濃いのだ。

因みにそこのご主人が「これを200ccほど飲んで帰れば身体にめちゃくちゃいいよ」と言ってくれたので、帰りに源泉を飲んでみたら、あまりの濃厚さに吹くところだった。なんというか、一般の硫黄の匂いのする温泉を数十倍ほど濃縮したような。200ccなど、赤川初心者にはとても飲めない。本当にこれはお腹を下すかも、と飲んだ瞬間に思い、持ち帰り用のペットボトルに入れていた山吹水源の水を一気飲みした。良い、のだけど、強い。パンチが凄い。

大好きです、赤川温泉


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身も心もボーーっと、いや、のんびりとして、帰路へ。

帰りもまったく飛ばす意欲など湧かず、夏の阿蘇の夕日を眺めながら帰った。

たった半日でも濃厚な旅は可能。
それを確信した日だった。

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G310GSで、究極の涼をもとめてデイキャンプ。

夏ですね。
しかも、ゴリッゴリの。

梅雨が明けた途端に暴力的な夏。もうちょっとどうにかならないものかと思いますが、僕らは地球と共に生きているのでどうしようもない。

せめて涼をもとめて、旅に出ました。日帰りですけど。

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実はずっと以前から目を付けていたエリアがあります。
宮崎県五ヶ瀬町から高千穂町を抜けて延岡市まで下っている五ヶ瀬川沿い。
特に途中にある日之影町は10数年前から宮﨑市内にバイクで泊まりに行く時には必ず抜けていくお気に入りのルートで、この日之影町と、五ヶ瀬川周辺をのんびりと散策してみたいと前々から思っていました。

何が魅力かと言えば断崖の山々に囲まれた小さな集落文化と、その谷を走る美しい川。

五ヶ瀬川を中心に流れ込む名前も知らない支流がたくさんあり、その全てが目を見張るほど美しいのです。いずれ川沿いでキャンプをしたいと思っていますが、まだ自分には未開拓の地。まずは日帰りでいろんなルートや景色を発見してみようと思いました。

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全体像や土地勘を身につけるために延岡市まで下る。この川幅でも透明度は抜群。

どこだってキャンプ出来そうなくらい全てが美しいのですが、こうなるとより極みを見つけたくなってしまいます。写真の五ヶ瀬川下流からのんびりと川沿いの道を上流へ向かい、そこからたくさんある支流沿いに入り込んで絶景を探してみようと思います。
正直、1回で把握できるとは思っていません。

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上が新しい国道。早いけど面白くない。五ヶ瀬川沿いをのんびりと旅します。

また、五ヶ瀬川沿いは2008年で全て廃線になってしまった高千穂鉄道の線路や駅の跡があります。ただでさえ、線路や駅は郷愁や旅気分を増幅させるのに、まだ線路や鉄橋、駅の跡が残り、当時の人々の生活をリアルに思い起こすことができる旧高千穂鉄道沿い(五ヶ瀬川沿い)は心の芯を揺さぶるフォトジェニックなエリアです。

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休憩所でひとやすみ。下界と違って暑さが暴力的ではない。

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思わず飛び込みたくなる、高千穂鉄道線路下から見る五ヶ瀬川

まずはとにかく一度は見ておこうと思い、日之影町周辺では一番有名な鹿川(ししがわ)渓谷までの道に入る。途中、見上げるだけでパワーを感じる霊峰、比叡山と矢筈岳の間を抜けながら約40分。ようやく渓谷に着きます。大きなごろごろした岩をすり抜けていく湧水もまた美しいのですが、足場が悪く沢登りみたいな格好でないと、なかなか水に触れられそうにありません。鹿川キャンプ場にも下見に寄ってみましたが、阿蘇のキャンプ場を知る自分には土地が狭く、お隣さんとの距離も近いので、あまり気分は高まりませんでした。
そもそもこの辺ならキャンプ場じゃなく山に野宿スタイルで入りたい気分です。

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こちらは矢筈岳。僕はまだ山登りの趣味はないけど、見るからに魅力的な山です。

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鹿川(ししがわ)渓谷。趣味が沢登りの人には最高ではないでしょうか。

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とにかくどこにでも入り込む気持ちにさせてくれるG310GS。自然に触れたい人には良い相棒です。


鹿川添いも魅力的なスポットでしたが、今回の僕の目的には合わず、とっとと退散。
元の五ヶ瀬川沿いにいったん戻りました。
その後、自宅で地図を見てイメージを高めておいた川沿いを走ります。

仕事でもプライベートでも散々旅をしてきた僕は、都市部では都市計画の成り立ち、自然では地形を読んだりしながら、行ったことのない場所でも魅力的な場所を探し出すことにかなりの自信があります。観光雑誌や食べログなどを一切使わずに美味しい料理店や美しい景色に出会えるのです。これ、イチバンの特技!

そうやって今回発見したキャンプ地はここ。
もちろん前人未踏の地でもないですが道路沿いからは見えず、観光客が何も知らずに見つけ出せる場所でもありません。おかげで地元の家族が一組だけ遊んでいましたが、素敵な場所を発見できました。

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澄んだ水で、湧いてすぐのような滝もあるので、飲み水や沐浴には事欠かない。

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今回は友人と二人デイキャンプで来たけど、テント持ってくればよかった。。

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昼食をのんびりと食べた。川でビールを冷やしたい。

2時間半ほど、のんびりと涼みながら食事をして過ごしました。
やっぱりこの状況ならビールだよなぁ。そうなると泊まりだよなぁ。
今回は、はなから下見で来ているのですが、後ろ髪引かれっぱなし。

次回こそは泊まろう。

ここ最近のキャンプ、ダイジェスト(梅雨だから)。

東京はこの週末に梅雨明けしたそうですね。

九州は台風の影響もあって、今週いっぱいは天候不順。
梅雨明けは来週になりそうです。

と、そんな時期なので僕の大好きなアクティビティは少しばかり休憩タイム。
ちょっとさみしい。笑

僕の2大アクティビティはバイク、キャンプ。と、それを組み合わせたりしながらの旅。(3つじゃん)
自然のなかに入れば人間は小さなものと体感できる。単純にロードをロングツーリングしても地球ってやっぱデカイなぁ、って感じる。そんなのが好きです。

雨も本当は好き。
キャンプでタープに落ちる雨音を聞きながら火にあたったりくつろぐのは気持ちいいですね。ただ、撤収が面倒臭い。

昨年の後半からソロスタイルに変えたキャンプは新鮮で楽しくて、ただいま最高の趣味になっています。しかし、ブログにはあまり上げてないですね。なんでだろ。

案外現場が忙しくって写真撮ってなかったり、何かと汚れやすいキャンプにカメラを持っていくのも若干億劫というのもありますが、今後は記録に残すためにも、もうちょっとアップしていきたいと思います。

で、今日のところはダイジェスト的な。

まずは現在どハマり中のハンモック泊。これまで約16年はずっとMossテント。昨年末は補修を行い、浮気もせずこの一張りだけを使ってきましたが、久しぶりに買う気にさせたテントがハンモックスタイルでした。
ハンモックはとにかく収納が小さく、設営と撤収が早い。また通常のテントだと室内マット、グランドシートなどいくつかのオプションが必須ですが、ハンモックならせいぜいシュラフがあればOK。冬場は背中からの冷気が相当寒いと聞いているのでMossの出番でしょうが、3シーズンはいけそう。
バイクキャンプ時にも荷物が圧倒的に減らせるので威力を発揮できそうです。(まだバイクで行けてない)

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晴れたらタープを広げて風をたっぷり入れます。

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包まれ感がたまらない。そして風が最高に気持ちいい。

この1年のテーマはモノを減らすこと。
長いことキャンプをしてきて、いつの間にか増えた色んな道具は本当にいるのだろうか?道具に助けられ過ぎていないか、自然と向き合えているだろうか?と、考えることでした。
その結果、今年からガス、着火剤、ホワイトガソリンを持っていくことをやめました。オイルライター、オイルランタン、テント内用に小型LEDライトはOKという自分勝手なルールなのですが。
上の3つをやめるとまず光量が圧倒的に下がります。料理も薪で全てやるから火力調節も容易ではありませんし、そもそも最初のうちは薪に火をつけるのでさえ大変でした。しかし、なんでも慣れるものですね。薪の火もあっさりと付けられるようになったし、光量さえ目が慣れて、今ではガスカートリッジのランタンが眩しすぎます。

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写真の時は違いますが、できるだけ薪も倒木の現地調達です。

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以前はガスやガソリンの「シューッ」という音が心地良かったけど,今はオイルランタンで無音。光量はガスの半分以下。

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オイルランタンより更に光量半分のシアトル製キャンドルランタン。やはり目が慣れた。

 

夜の森のにおい、黒い山に響く鳥や動物たちの声、自分の手も見えないような暗闇。
そこにある僅かな火の光に、安堵と温かみを感じます。

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来週はきっと梅雨明け。
山奥バイクキャンプを目指します。





G310GSで大型バイクとツーリングした時の感触とG310GSならではの魅力

先日の四国ツーリングは友人のMT-07と一緒に行ったので、大型バイクとの同行ツーリングの感触をちょっと書いてみたいと思います。G310GSを購入検討している人は知っておきたい情報かもしれません。(関係なかったらゴメンなさい)

自分の感覚だと600ccを越えると加速、速度とも日本の一般道路では申し分のないパワーがあると認識しています。今回は約700ccのMT-07とのツーリングでしたが、やはり信号での停止→加速を繰り返すような街中近郊では一緒に走ると若干のストレスを感じます。正確には相手にストレスを与えているかも?と思いつつ、のストレスでしょうか。

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3速以上、40km/h以上の速度に乗れば全く問題ないです。田舎道での快走路もさほど問題ないと思います。常識的なレベルでは速度域は変わりません。(異次元速度の大型バイク乗りの方は別途)低速コーナーからの立ち上がりは刃が立ちませんが、タイトな道路では小排気量軽量車が有利な場面だってありますから、道次第と言える部分もあります。とにかく、案外速いんです。

ただし、相手が通りがかりの見知らぬ大型バイクですと、前方に中型バイクを見かけた場合は、やっぱり遅く感じると思うので道を空けてあげた方がいいですね。因みについていこうとしても大型バイクのアクセルひとひねりでポツンと置いていかれます。笑

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大型バイクとのツーリングはお互いにストレスが全くないかと言えばウソにはなると思います。しかし、自分が大型バイクの時にも経験がありますが、ワインディングに入って「先にいっとくねー」、みたいなノリで速く走りたい人だけ30分ほど好きに走り回って、どこかで後続を待つような時、思ったよりもすぐに後ろはやってくるものです。ベタ付きで走れば引き離されるかもしれませんが、それをタイム差で言えば、そこそこの距離を走っても数秒〜数十秒の差。

これがレースやバトルなら負けですが、ツーリングと考えればタイムスケジュールにはなんの影響もないし、旅で景色を見たり、降りて写真を撮ったりするのもツーリングの醍醐味。そもそもは大型バイクではついついアクセルを空けてしまって、旅の景色を見逃しがちだと思ったのも僕の排気量ダウンのきっかけの一つでした。

一方で僕は、快走路でコーナーをスポーティに駆け抜けることは今でも大好きです。
バイクというモータリゼーションの楽しみは、一つ一つのコーナーを減速→バンク→ターン→加速を心地よく美しくキメてゆくことにかなりの魅力が凝縮されていると思います。あとはそれを人と競りたいか、負けん気がつい出ちゃうか、という部分ですね。笑

G310GSは、このモータリゼーションを結構な速度域でも存分に楽しむことが出来て、尚且つ脇のダートにいつでも滑り込むことができるのが魅力だと思います。もちろん、兄貴分の1200GSはもっとハイパフォーマンスな訳ですが、一つだけ勝てる部分があります。それは兄貴よりも圧倒的な軽量であること。

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ダートではクルマ1台分くらいの道幅が多いですよね。
1200GSに僕の腕でその道に入ったと想像した場合。もし山奥で先に進めない状況になったら、どうUターンするか?その時の足場が平坦とは限らず、滑りやすい路面状況かもしれない。そんな状況では、降りて押したり引いたりも車重が重いと容易ではない。もし倒した場合、一人で1200GSを起こせるのか?
そんなネガティブな想像をして、きっとロクにダートに入らず、入っても相当に浅い領域。僕の1200GSはそのうち見た目だけアドベンチャーなオンロード専用車になることでしょう。(あぁ、腕がほしい。。)

しかし、G310GSなら、僕の腕でもナント、アクセルターンが出来てしまいます!
降りて押し引きするのもなんてことはありません。(既に経験済み)

今度は純然たるオフ車であれば、さらりとガレ場だってこなすことでしょう。しかし、今度は先のモータリゼーションの楽しみや、ロングランの旅、高速道路移動などで少し無理がきてしまいます。(もちろんノンビリと行けばいいのですけどね。)

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日常のコーナーの楽しみ
林道での楽しみ
高速道路・長距離移動

これらをハイレベルにバランス良く楽しめる旅バイク。それがG310GSだと思います。

どうにも埋められない排気量から来る性能の差はあっても、それを埋めるに十分な魅力がG310GSにはあると思います。べた褒め!!

要は僕の使い勝手にジャストフィットしてるだけなんですけどね。
あとは車検の有無でしょうか?でも250ccでは、パワーが足りずにこのバランスが得られない。日本の法律の悩ましいところ。

フィットする方へ、是非お奨めします。

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G310GSにクリスタルガード・ワンをトライ

ゴールデンウイーク最終日は施工作業。
G310GS以前に所有していたバイクで、MV Agusta Brutale、BMW R100RS、Honda CB350Fourあたりからは、何かしらやっていたコーティング。
今回は新しく「クリスタルガード・ワン」なるものを使ってみることにしました。丁寧に調べあげた訳ではなくショップで物色して、これいいかも?程度の購入です。

持ち帰って付属の説明書を読むと今までになく、まあまあ手間(先にしっかり調べろという感じですが)。しかし、より本格的に違いないとポジティブにくみ取って、頑張って作業しました。
まずは四国ツーリングで泥だらけになったG310GSを一般の洗車用ボディウォッシュ剤でできるだけ丁寧に洗って水流し。まだ濡れているうちにクリスタルガード・ワンを薄く吹き付けて塗り伸ばしました。初めての作業で自分の技術的未熟さもあるでしょうから、あまりやり過ぎないようかなり少量を薄く伸ばしたつもり。塗り終わったら30分ほど放置。もう一度ホースのシャワーで流してまた水分をタオルで拭き取りました。
これから何度も施工する度により威力を発揮すると書いてあるのでそれに期待します。

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できるだけ分かるように、と思って撮影してみました。が、なんとも言えませんね。笑
黒いプラスチック部分もやってみたのですが、ちょっと重みが出たような気がします。

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これから何度もやって育ててみようと思います。

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G310GSに、enduristan Tornado Pack sackの使用感

前回「enduristan XS Base pack」がツボにはまったので、ロングツーリング用に「Tonado Pack sack(トルネード ドラムバッグ)」を導入しました。なぜ英語表記(スイス語表記?)とカタカナ名が違うのかは輸入業者の都合でしょうから分かりません。
このドラムバッグはサイズが4種類(S・M・L・XL)ありますが、今回ご紹介しているのはLサイズ(全長61×高さ32cm / 51L)です。実はキャンプツーリング用にXLサイズ(全長67×高さ38cm / 82L)も購入済みなのですが、まーーーー、デカイです。* これもいつかキャンプツーリングでご紹介したい。

G310GSのリアキャリアはR1200RSと同品番とディーラーで聞いています。後ろだけ見ていただく分にはR1200系と同じサイズ感。泊まり先が国内ホテルの場合ならLサイズで十分だと思います。因みに僕はホテルツーリングの場合、現地に着くとライダーとは見えない洋服に全着替えするタイプ(笑)ですから荷物は多い方ですが、Lサイズにお土産を詰め込んだ帰り道(写真の状態です)でもまだ少し余裕があります。完全防水なので、雨の帰り道でもカバーを被せる手間もなく便利でした。

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ただ、外側にポケット一つないのがちょっと不便。純正ベルトもシンプルにガッチリと固定できるので、取り付けた感じは余分なものがなく好感が持てますが、ツーリング先でどこかへ着く度に大きなバッグを固定ベルトから外して荷物を出し入れしていてはあまりに手間。このバッグにポケットがないのは、オフロードを分け入って山で直接ステイすることを設定しているようですから、観光地にストップ&ゴーを繰り返すツーリングは想定していないようです。それを解消するために「XS Base pack」を上に載せて小物入れ的にも使いました。

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それでもこのバッグを購入したのは、PALSがセットアップされているから。
PALS(Pouch Attachment Ladder System)は米軍が開発した、バッグにいろんなものを取り付ける規格で、サバゲーをやる人にはお馴染み。僕はサバゲーはしませんが、キャンプに便利なので多用しています。この数センチ毎に縫い込まれたベルトに、やはりPALS規格のポーチをなんでもセットできるので、後々どうにでもなるか、と思って購入しました。

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今回取り付けたのはダンプポーチ。元々は使用済みの銃のマガジンを放りこむための物らしいですが、何を放りこもうが自由。僕は旅先で帽子、カッパなどその場で思いついたものを投げ込みます。

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好き嫌いのあるバッグかもしれませんが、今回の四国ツーリングで使用した感触としては気に入りました。アイデア次第ですね。

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せっかくですから、PALSの例を。
メディカルポーチ(赤い十字があるやつ)をトルネードの前側に取り付け、その上に更にボトルポーチを付けて500ccのペットボトル対策。

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メディカルポーチの中には一眼レフ。PALSはかなりしっかり取り付けできるので、このくらいの重さで外れることはないようです。

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エストバッグもトルネードの前側へ。こんな感じでどんどん取り付けることができます。

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