The smell of sky

Photographer。知らない土地と、スタンダードが好き。アート、自然、田舎は心がヒリヒリして落ち着く。最近は400年に1度の大地震を経験して新たな悟りを開く。煩悩がある人間はこんなことがないと気づかない。

Pancake

すごい大雨。。

休日のお昼、梅雨の引力に負けずに気分をライトでポップに保つには

何か楽しみがいると察知しハワイで美味かったパンケーキを作ってみることにした。

ホットケーキとの細かい違いは各自に調べていただくとして

パンケーキとは要は主食になりえる食べ物でなければならない。

甘さや歯ごたえのほど良さ、みたいなものが肝だと

ワイキキの「The original pancake house」で味と幸せを噛みしめながら

感じて帰ってきていた。

どうせなら人がいるほうがより魂が燃えるので急遽、友人も呼ぼうと電話する。

さて。

電話の後、粉を独自の配合で試行、何枚か焼いてみる。

なんか違う。。。

味がまだおやつっぽい。

さらに調合を変え、ワイキキで噛みしめた幸せをもとめて

焼き直していく。

しばらくするうちに味は及第点になったが焼き上がりがどうしても納得いかない。

もとの粉がどうにも違うようだ。

やはり粉モノは難しいな。。でも、楽しい。

楽しいのはいいが、もうぼちぼち友人が来る時間だ。

総合得点はまだ50点なのでこれはまずいと

速攻でイタリアンを作ってごまかすことにした。

ほどなく友人がやってくるとテーブルにはなぜか前菜のポテト料理。

「なにこれ?」

と、言いながらつまむと意外に美味いのでだまって食べている。

シメシメ、と次は「ほうれん草のペペロンチーノ」。

絶妙のアルデンテ、(大得意)。

「おぉ、美味い!」

と、言いながら腹を満たしている。

「君は本当はパンケーキを食べに来たのだよ。」

と、心の中で突っ込みつつ

「ところでパンケーキ食べる?」

「そうそう、それそれ。食う食う。」

思い出したようだ。

それくらいでちょうどいい。

今日のパンケーキはまだ自信がないのだよ。

3枚ほど焼いたが食べきってくれた。

味は大丈夫だったようだ。

よかった、よかった。

空いたお腹で主食として食べさせると評価が厳しいからな。

今日は脇役として扱っておくれ。

そんな昼下がり、アメリカにパンケーキ用の粉を注文した。

次はもういいっていうくらい主食で出すよ。

目指せ、大人が食べてもおいしい、おいしいバターミルクパンケーキ。

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