The smell of sky

Photographer。知らない土地と、スタンダードが好き。アート、自然、田舎は心がヒリヒリして落ち着く。最近は400年に1度の大地震を経験して新たな悟りを開く。煩悩がある人間はこんなことがないと気づかない。

家族の七夕

金曜の夜、岩手出張から帰ると「入院の必要がある」と、医者から
言われたと嫁さんが言う。
風邪から体調を崩し軽い肺炎になっていたらしい。咳が辛そうである。
慌てて準備をして翌日病院へ。手続きを済ませて精密検査に入った嫁さん。
時間がかかりそうだし自分では何もできないのでひとまず自宅に帰った。
家には雅展(まさのぶ)と車椅子の母、そしてサラ。
さーて、週末をまず乗り切りますかね。
車椅子の母はそれでも大抵自分のことはこなすので案外手間はかからない。
ターゲットは雅展である。
遊んでは腹が減り、食っては寝る。遊んでは腹が減り、食っては寝る。
他になんの用事があっても雅展が基本優先。
おまえという奴はつくづく幸せな生き物だなぁ。
なによりどれだけの労力を注ぎ込んでも憎くはならないである。
こんなに一方的な愛があるだろうか。
かくしてこの週末は愛と労働の無条件降伏となったわけです。
因みに家事となれば、これはけっこう得意なのです。
なんというか燃えるのです。家事に。雅展をこなしつつどれだけ部屋を
美しくしていくかとか、短い時間でどれだけ美味いものを拵えようかとか。
もちろん、どれだけ燃えても大変であることは事実。
日々の嫁さんにはただただ感謝ですね。

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週が明けて昨日、無事嫁さんは退院。
本当はもう少しゆっくりとするべきらしいのですが本人もまた
家が落ち着くらしいし、なによりあれだけ大変な雅展の世話でも
2日離れると寂しいようです。そして、今日は雅展1歳の誕生日。
家族みんなで祝ってあげたいわけです。
本当はもっと前に飾らなきゃいけなかった七夕の笹。
ようやく昨日の夕方、細川家のお庭から1本いただいてきました。
家族全員で天之川を見ながら雅展と家族の幸せを願う。
そのことがそもそも、幸せなのですね。

家族に感謝です。
ありがとう。