The smell of sky

Photographer。知らない土地と、スタンダードが好き。アート、自然、田舎は心がヒリヒリして落ち着く。最近は400年に1度の大地震を経験して新たな悟りを開く。煩悩がある人間はこんなことがないと気づかない。

上野彦馬

 時間は前後するが、先日は長崎に行っていた。
いま、流行の坂本竜馬を訪ねて。竜馬がなくても長崎は大好きな街で
そのわりには最近行っていなかったので嬉しい仕事になった。

 長崎には思い入れがいくつもあるが、今回の個人的お目当ては上野彦馬
日本における写真の祖で竜馬など、偉人のポートレイトはほとんどこの人が
撮っているわけで、この人そのものが偉人と言っていい。
一度その足跡を訪ねたいと思っていた。

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この人が上野彦馬。まだ若かりし頃のセルフポートレイト。

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再現されたスタジオ。竜馬はこんな風に撮られていたのか。

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なので、そんな風にしてみた。だからどうした。 撮影 : 福永和子

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このレンズで幾多の偉人を撮ったのだろうか。彦馬使用のカメラ。

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彦馬が撮影した幕末長崎の風景。真ん中あたりが出島のようだ。
竜馬はたしかにここにいてこの景色を見ていただろうと思うと
彦馬の写真がやはりありがたい。

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山の上にある上野彦馬のお墓に写真家としてお参りをしてきた。
いつかまた来ようと思う。

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そして、あまりの坂ざんまいに顔も膝も笑う福永和子女史。
長崎に行くときはせめてスニーカーにしよう。