The smell of sky

Photographer。知らない土地と、スタンダードが好き。アート、自然、田舎は心がヒリヒリして落ち着く。最近は400年に1度の大地震を経験して新たな悟りを開く。煩悩がある人間はこんなことがないと気づかない。

R100RSインプレ2

ブログは、気になる情報を人様と共有できるツールだからR100RSのインプレを
書こうと思っていた。バイクに馬鹿になれる皆さんに読んでほしい記事です。

購入から1,000km弱乗っただろう。
自分にとっての「一生に一度乗りたいベスト3」だけあって、RSの総合評価は
かなり高いものになっている。
おそらく、今後よっぽどのトラブルに見舞われない限り売らないだろう。

Ducatiハイパーモタードからの移行だけに最初は相当乗り味が違って感じたし
どこかのコメントで「あの寝にくいR100を・・・・・」というのも事前に読んでいたので
おそるおそる乗った後のファーストインププレは無駄な情報のイメージに引っ張ら
れていたようだ。

数回乗って、慣れた(すぐに慣れるバイクでもある)RSはのんびりと旅にも
行けるし、スポーティに走ればこれまた楽し。高回転は期待できないが
ここ最近はW650→スポーツスター→ドカティの空冷OHVと、トルクで楽しむツイン
ばかり乗ってきたのでいっこうに気にならない。
メッツラーのLASERTECが良いのかも知れないが、当時の猫足と言われた
R100の足回りとともにコーナーも不安なく吸い込まれていく。
S字もヒラリヒラリと見た目と違って軽いものだ。

自分のRSはマフラーをステンチューン、ハンドルをセットバックキットでポジション
変更。を、購入時にやってもらった。サスペンションは前後ともホワイトパワー
(リアはまるごと、フロントはスプリングのみ交換)にしている。

1989年の限定車らしくBINGのキャブやフロントフォーク、キャリアのステーなどが
メッキだったりしてシャイニーなパーツがここそこに使われている。
嬉しくもあるが磨くのが面倒でもある。

後期型のRSは前期の70psから60psに馬力を落としてある。
BINGのキャブも40mmから32mmに口径を落としてあるらしく、40mmに換装する
だけで低速トルクが体感できるほどアップできるらしい。

が、32mmのそれに乗るとパワー不足はあまり感じない。
もちろん、交換すればまた違うのだろうが、バランスなどいろいろ考えれば
これは難しいところなのかもしれない。

40mmに戻して、ハイコンプピストンにすれば前期と同じく70馬力に戻るだろうが
これをやるかどうかはじっくりと考えてみたいものだ。両方を所有するおじさんに
先日、山で出会ったから聞いてみたが、「150km/h以上からの伸びは違うけど
それまではあんまり変わらんよ。」と、言ってたし。

純正で古いブレンボが付いている。
20年以上前のブレーキシステムとしては、かなり優秀だと思うけど
4本指でしっかり深く引かないと本当の制動力は得られず、公道で楽しむ自分は
先の見えないコーナーを伺いながら曲がって行く際にアクセルとブレーキを繊細に
操作したいもんだから、2本がけを好む。元がオフロードあがりというのもあるかも。
dot5.1のフルードとブレーキパッドの選択を今後考えてみようと思う。

100507

雰囲気が大好きだ。最近のバイクにはない味が確実にある。
機械くさい、油くさいことが男はどうしても好きなようだ。そういうのが好きな
自分でいたいとも思う。

だけど、ただどんくさいのは自分はキライだ。なんというかオートバイというのは
一生懸命に乗っていたい。楽をしたくないのだ。楽したいならクルマに乗る。
絶対速度の問題でなく、このバイク楽でいいね、という評価はしたくないのだ。
原付でも一生懸命乗れば楽しいはずで、そういう気分が自分にはとても重要で
懸命に動く愛車とともに、地の果てまで行ってみたいというストイックな気分の
盛り上がりが、自分にとってのオートバイの醍醐味だと思う。

RSが40才を過ぎた自分の経験値と感性にとてもフィットしているようだ。

話変わるが、昨日いいブログを見つけた。
皆さんにとってどうかは分からないが、バイクが生き生きと写っている
ブログだと思う。

最初はこの写真にやられた。

001

これはワルだ!
このヘルメットのチョイスはなかなかないぞ。かっこよすぎる。
RSはBMWなもんだからすぐセレブ乗りされてしまうが、このライダーは
自分を貫いているぞ!そうだ、そういうことなんだよ!と、一人夜中に喜ぶ。

なんなんだ、このブログは?
と、思っていろいろ見てみた。

ザス!先輩!」これもいい。

君はバイクに乗るだろう」というブログです。
一人のバイク好きな編集に携わる人が作っているブログのようです。
その先はみなさん、じっくり見てみてください。