The smell of sky

Photographer。知らない土地と、スタンダードが好き。アート、自然、田舎は心がヒリヒリして落ち着く。最近は400年に1度の大地震を経験して新たな悟りを開く。煩悩がある人間はこんなことがないと気づかない。

ベテランライター、佳代さん

よく一緒に仕事をする、ベテラン女性ライターさんがいる。
佳代さんと玲子さん。このお二人、いま自分にとってすげー旬である。
いや、旬と言っても色っぽい話とかではなくて、爆笑的に旬。

どちらも取材先で天然的に不意打ちでかましていただけるのだけど
その質はちょっと違う。
まず、玲子さんは取材時の言動派。写真を撮っている横で取材している会話に
よおく聞き耳を立てると、「は?」とか「え?」ともう突っ込みたくて仕方ないような
ナイスなトークを展開している。こっちも撮影に必死なので聞き逃すことも多く
非常に悔やまれるのだが、いつかは語録集を作ってみたいと思うのだ。
このまま玲子さんネタを披露したくはあるが、今回はスルーして佳代さんにスポット。

佳代さんは玲子さんより一見もっとしっかりもの。そして、得意技はビジュアル派。
カメラマンの私の前でナイスなドラマを展開してくれるのだ。

今日の山都町
文楽館にお邪魔しての取材で人形を撮影したいと先方に申し出た。
もちろん快く受け入れていただいたのだけど、あの人形は一体を3人で動かす
とても難しいシロモノで、今日は人形使いが集まっていないという。
しかし、撮影用にどうにかしたいと無理を言うと、それでは少々手伝ってください
とのこと。こちらからお願いしているのでもちろん了承したが、その役は
佳代さんにアタる。だって、キャラだから。

Kayo

ベテランライターさんなんだけど。いいんですか、そんなキャラで。
慣れた方々に混じって、一生懸命に人形の手を動かす佳代さん。

そして、シャッターをきる。

001

ちがう、ちがう。
そーじゃなくってぇー。
と、あーだこーだするんだけど、やっぱり素人じゃシブイ動きはぜんぜん無理。
お笑いにしかならんが、しかしこれも佳代さんのキャラ。
結局、私も「ちょっと佳代さん、その手邪魔だからどけて!!」と言い
手を入れずに撮影。じゃあ佳代さんいらんじゃん。

もー。なんで佳代さんってこんななん。
愛すべき姉御です。