The smell of sky

Photographer。知らない土地と、スタンダードが好き。アート、自然、田舎は心がヒリヒリして落ち着く。最近は400年に1度の大地震を経験して新たな悟りを開く。煩悩がある人間はこんなことがないと気づかない。

Steam locomotive

まさのぶ、たっての希望でついにSLに乗る。毎日「えすえゆに、のろぉーね。」と、呪文のように繰り返していたから。呪文も唱えてみるものだ。結果、僕も初めて乗る。SLはいいね。この季節に窓を開けてちょっと煙の匂いのする風を受けながら、ゆっくりと進む景色。何とも言えずいい。何とも言えずいいのだから、これ以上は言わないでおこう。

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SLが見えなくなるまでずっと手を振っていた。乗ればなんでも一緒、ではないらしい。彼にも何とも言えない良さが伝わっているようだ。帰りは新幹線で10分で戻った。素晴らしい乗り物だけど、SLの後ではさすがに味気なかった。新幹線はやはり時間を縮めてくれるいい道具ではあっても、時間を与えてくれるモノではないようだ。そもそも10分では感じようもないか。

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帰っても、寝るまでSLのおもちゃで遊んでいた。いい夢を見ただろうか。僕なら夢にまでSLが出たらうなされるな。