オートバイのある人生
この季節になると、僕のブログはオートバイのネタが急増します。仕方ないのですね、30年近く続く趣味ですから。
しかし、30年も趣味をしていると趣味性というか、乗り方にも紆余曲折、右往左往、七転び八起きなどいろいろあります。人生の横にいつもオートバイがあるので自分の生き方にバイクの乗り方も反応してしまうのです。それが最近すっかりUターンして原点に戻り始めました。
ひとつは世の中が進化しすぎて、もうついて行きたくなくなっている自分がいるようです。もちろんそれなりに現代に合わせて生きてきますけども、もう十分に世の中は便利だし、これ以上便利になってどうするの?という疑問のほうが増えすぎております。
あんまり深く書くともはやバイクネタではなくなるので端折りますが、バイクは雨に濡れたり寒かったり暑かったりと、不自由や不便さを楽しめる現代には最高の道具。しかし、そのバイクも進化しすぎると本末転倒だと感じているのですね。
で、具体的にはもうパワーダウン、排気量ダウンの方向に入ってます。もうパワーいりません、原発もいりません。「no more power!」っていうステッカー作ろかな。パワーは己にあればいいのです。モノに求めると地球壊します。あ、また深くなってきた。いかんいかん。
自分としては懐古主義的になっているのではないつもりです。が、現代の道具は性能が良すぎて気持ちよくない。いや、レースなどをする人はまったく別の話なのですが、自分はバイクを気持ちよく乗りたいだけ。心の満足を望んでいるのは誰でも同じですが、そのベクトルの向きの問題ですね。
その流れは最新のドカティハイパーモタードからR100RSに乗り換えたときが分岐点で、その後、ベスパET3をカスタムしたことで確信を得ることになりました。100馬力近いハイパーから22年前のR100RSで60馬力に。そして、ベスパET3では125ccと馬力を語るべくもない。しかし、やってみるほど心が自由になっている自分に気づくことになり、本来のオートバイの楽しみ方を取り戻しました。
なにぶん、「I hate power, but I love speed」ではありますが。
さて、ということで何も排気量ダウン、パワーダウンが全てではないですが、頼りすぎない考え方はありだと思います。どうなるか、今後自分も楽しみです。
写真は直接には関係ないですが、こんな感じもいいかなと。カフェとホンダが多いですが、海外のサイトを探すと、ほんとホンダが多いのです。
Honda CB750
Yamaha SR400
Yamaha XS650
BMW R100 / Marky号
マーキーの今年のクリスマスはこんなデラックスな感じですね。笑