龍馬
先日、龍馬伝が終わりましたね。
龍馬といえば、日本中あちこち奔走して物語を残していますが、私もそれらのほとんどに行ったことがあります。高知や京都、長崎に鹿児島。仕事、プライベートと何度となく通い、龍馬や幕末にもその度に興味を増やしました。
歴史の跡がそのまま残っているわけではないにしても、好きになればその匂いに気づくようになりますし、先人の熱い想いが伝わると自分のチカラに変わっていくように思います。
だけど、その中で私に一番エネルギーを与えてくれたのは実は歴史的な場所や人物ではなく、大阪の司馬遼太郎記念館で司馬さんの心に触れた時でした。歴史の一人物に光を当てて、史実を詳細に調べたうえであれほど面白いドラマ(龍馬伝のことではない)に仕立てていった司馬遼太郎さんの物作りに対する愛情と根気に感動して、帰り道の空港で「竜馬がゆく」の第1巻を買ったのが、龍馬に本当に触れた最初だと覚えています。
それ以降、また少し歴史が好きになったと同時に、どこに出向いても例えそこが教科書に載るような場所でなかったとしても、心の目で感じて紐解くチカラが深まったような気がします。
歴史とは関係なく毎年のようにオートバイで通う大好きな高知ですが、龍馬伝の後枠を見ていると、まだまだ龍馬にゆかりの場所がたくさんあるようなのでこつこつと足を運んでみたいなぁと、動けない冬に想いを温めている日々なのでした。
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心の扉さえ開けば桂浜で、いつでも龍馬に会えます。