The smell of sky

Photographer。知らない土地と、スタンダードが好き。アート、自然、田舎は心がヒリヒリして落ち着く。最近は400年に1度の大地震を経験して新たな悟りを開く。煩悩がある人間はこんなことがないと気づかない。

写心家、中村美鶴

ツイッターとかFacebookとか。

ようやく去年からまともに使っていますが僕の使い方はあくまでお気楽です。昔からブログを作っているせいか本当に書きたいことはこっちに書くし、もっと本当のことはやはり会って話せる人と会話するか、個展などで写真に込めることになるのでソーシャルツールは一番お気楽なポジションになります。もっとも見ず知らずの人と気軽にお知り合いになれるのがそういうツールの面白さなのでそれを楽しんでいるつもりですが、さすがに会わずに友達になるということにはならないですよね。と思いきや、時に本当のお友達になれる方がいて、ソーシャルにそういう期待はしていなかった僕には(今後もその期待は変わらないだろうけど)そんな嬉しい驚きもありました。

去年、そういうことで友達になれたのが中村美鶴さん。

東京で写真家、いや写心家をされていて音楽が大好きな美鶴さんは自分の好きなミュージシャンを実際に取材して「写真と人」というフリーペーパーを発行しています。

東京に行ったときに初めて会いましたが、本当に写真が好きなことが伝わって短い時間だったけど良い出会いになりました。因みに美鶴さんもフィルム党で、ニコンの一眼レフとナチュラを愛機にいつもスナップから人物までポジティブに撮影しています。そんな美鶴さんが今回フジフィルムのHPにとり上げられています。彼女の地道で愛のあるアクションがまたひとつ身になりました。なんといってもフィルムユーザーですしね。笑

でも本当にフィルムはいいんですよね。これが最近なかなか人に伝えづらい。面倒臭いで片付けられるのはちょっと寂しい。写真を撮る僕らがもっとこの良さを伝えなければいけませんね。美鶴さんのように。

今回のフジフィルムでのインタビューのくだり。

美鶴さん:「もちろんデジカメでもいいのですが、私はその人が限られた枚数で何を撮ってくるのかを知りたいんです。デジカメだといくらでも撮り直しができるので、いいのを撮ろうとして何度も撮り直ししちゃうと思うんです。でも私は、彼らが撮ってきたそのままの写真が見たい。」

そのままの写真。とてもいい言葉です。

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