The smell of sky

Photographer。知らない土地と、スタンダードが好き。アート、自然、田舎は心がヒリヒリして落ち着く。最近は400年に1度の大地震を経験して新たな悟りを開く。煩悩がある人間はこんなことがないと気づかない。

超合金

僕が小学校1年生のときに初めて買ってもらった超合金「マジンガーZ」。冷たい鉄でできていて関節も動くし、もうこれはいつかマジンガーに乗れる日もくるんじゃないかと思わせてくれるくらい、魂を揺さぶってくれた。いまやいつどこで失ったのかも分からないけど、僕の心をどきどきさせてくれた夢のおもちゃだった。

そんな中、マサノブがぼちぼち大きくなってきて、ヒーローものに興味を持ちだした。男の子はいつの時代も敵を倒すということに憧れを抱くようだ。しかし、親の僕としては今の複雑なドラマ仕立てのヒーローたちより昔の濃くて熱くてシンプルな主人公たちのほうが完全にツボ。マサノブにもそういう男になってほしいので、iPadで昔の映像を一緒に見ているうちに見事、初期マジンガーZ(1972年放送開始)にはまってくれた。笑

弓さやか(ヒロイン)「いったいどうしようっていうの?」

兜甲児(かぶとこうじ・主人公)「うるさい!黙って俺についてこい!」

弓さやか(ヒロイン)「どこまで走るの?」

兜甲児(主人公)「つべこべいうな!」

今の時代にこの脚本なら世の女性からクレームの嵐だろうが、それだけの事をやってのける魅力的なヒーローがいて、それを目指す男がたくさんいた時代のストーリーは、子供用アニメといえども見ていて爽快!力がみなぎる。

マサノブも「僕、強くなる!」と言って、マジンガーZを熱唱、「争い絶えないこの世の中に、幸せもとめ〜て、悪を〜討〜つぅ〜。」などと言っているので、しばらくこのまま育ててみようと思う。

そんなマサノブに胸熱くなり、プレゼント。

超合金マジンガーZである。

新しい脚本で描かれた「真マジンガーZ」のこの超合金は、1974年製の僕のマジンガーよりずっと精密で関節も驚くほどよく動く。ジェットスクランダー(背中の翼)も、なんだかすごく格好いい。ネットで届いたらマサノブより僕が遊んでしまった。

いつの時代もヒーローは格好いいが、今の複雑な時代だからこそシンプルで格好いい兜甲児(かぶとこうじ)みたいなヒーローがいてほしいと僕は思う。マサノブがんばれ。

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それにしても超合金ってかっこいいなぁ。

コンパクトカメラじゃあ、ピントあいません。シフトレンズで撮ろうか。