The smell of sky

Photographer。知らない土地と、スタンダードが好き。アート、自然、田舎は心がヒリヒリして落ち着く。最近は400年に1度の大地震を経験して新たな悟りを開く。煩悩がある人間はこんなことがないと気づかない。

研修中のチャラオくん

Googleの仕事をさせてもらっているので、android携帯も持っている。
しかし、去年買ったGaraxy note2がどうにもバッテリーがもたない。朝からコンセント抜いて午後イチにはもう使えない。docomoに相談しても「アプリをこまめに消したり、メモリーを云々かんぬん・・・・」
なーーんにも使ってないし、第一そんな面倒くさいことしなきゃ1日もたないとか電話としてありえないだろ。もうここは機種変して、とにかく1番持つやつにしようかと、docomoに行った。

チャラオな店員さんがいた。
胸に研修中というプレートが輝いていた。
「今日はどんなご用件でしょうか?」
チャラオかぁ、と思いながらも「あのね、とにかくバッテリーが超もつヤツってどれ?」と質問。
「ああ、それならこのへんもうバッチリですよ!」
ホントかぁ???
「今、持ってるヤツがね、もう最悪なんだよ。夜まで絶対持つヤツ欲しいの。大丈夫?」
「えーっと、でもこれは最新で機能もすごくっていろいろ・・」
「それはいいから、もう超もつヤツ!」
「分かりました!ちょっとお待ちください!!」
そう言って、ウラに数分引っ込んだと思ったら、カタログとか資料をたくさん抱えて現れた。
「データではですね、この機種が一番もつことになってるんですが、お客さまの情報とかだとこの機種なんかが、かなりもつんですよ。それでですね、・・・」
かなり調べ上げて、しかも僕が満たしたい条件をしっかり把握している。やるじゃん、チャラオくん。いや、もう彼はチャラオではない。研修生でもかなりイカした男前新人じゃないかい。

「わかった。つまりこれね。ぜっっっったいもつね???」

「お客様の使い方もあるんで、確証はなんともですが。。でももちます!!!」

もちます!!と、言い切ったその根性に惚れた。
「分かった。これにするよ。」
まったく今日購入する予定ではなかったが、彼から買ってあげたいと思い、決めた。
ところが、「すみません、この機種が只今品薄で予約の状態でして。」
「マジで?いま買えないの?」僕も気概を見せたのに若干萎える。
「少々、お待ちください!」
また、ウラに引っ込んだ。数分後、「なんとか、1台お客様にご用意します!!」
なんと、男気のあるヤツだ。商売というものを分かってるじゃないか。彼はきっといい営業になる。
「え?いいの?今買って。」
「はい。なんとかしました!!」
もうこうなっては買わない訳にはいかないじゃないか。
かくしてやってきた、Xperiaくん。
朝、引っこ抜いて、夜11時。充電率50%。

やるじゃないか。また、君から買いたいよ。
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