The smell of sky

Photographer。知らない土地と、スタンダードが好き。アート、自然、田舎は心がヒリヒリして落ち着く。最近は400年に1度の大地震を経験して新たな悟りを開く。煩悩がある人間はこんなことがないと気づかない。

想い出の写真

もう遊ばないおもちゃは思い切って捨てよう、そうやって始まったまさのぶ(5才)との断捨離の中にレールを走る2台の車があった。

僕「もうこのレールと車はいらないよね?」
ま「うん!もういいよ。」
ま「あ。ちょっとまって!そのくるまはとっとく。」

そういって、まさのぶはゴミ袋から車を2台引っ張り出した。

僕「え〜、とっといてもいいけど、この車はレールで遊ぶ以外ないよ。もう捨てていいんじゃないの?」

ま「ちがうちがう。とっとくっていうのはしゃ・し・ん。くるまをしゃしんにとっとけばおもいでになるでしょ?」

まさのぶは4才の誕生日にあげた自分専用のカメラを出して写真を撮ると、あっさりとまた車をゴミ袋に入れた。(下の写真)

オマエは5才にして想い出を写真に残すという感覚があるのか。僕は彼の意外な写真の使い方にちょっと驚いた。

 

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