トイレの会話
帰りの那覇空港のトイレ。
息子まさのぶ(6才)が「ねえ、なんで人にはあんなに黒い人がいるの?」
見ると、隣では黒人さんが用足ししている。明らかに聞こえている距離。たぶん日本語も理解できるだろう。
父「世界にはね、たくさんの人がいるんだよ。だからいろんな人がいていいんだよ」
ま「ふーん、おきなわには黒い人がいるの?」
用を足して手を洗いながら、まだ黒人さんに声が届く範囲。
父「沖縄にはね、アメリカの基地っていうのがあるからね、沖縄には白い人も黒い人も、いろんな人がいるんだ」
ま「ふーん、でもにほんにはじえいたいがあるからそれじゃあだめなの?」
父「そうだねぇ。不思議だねぇ」
ま「ふーん、おきなわっていうのはそーいうところなんだね」
トイレを出て、待合い廊下を歩きながら。もう黒人さんはいない。
父「でもね、世界は本当に広いから、黒い人も白い人もいて、髪の毛も金とか銀とかいろんな人がいるんだよ。世界はだから素敵なんだよ。」
ま「え!そうなの?金とか銀のひともいるの?あっ!!あの人、白だ!!」
まさのぶが目の前で指刺した人は頭の薄い白髪の老人だった。
全てリアルな会話です。知らないということは差別ではないが。とーちゃんコワイよ。