G310GSで大型バイクとツーリングした時の感触とG310GSならではの魅力
先日の四国ツーリングは友人のMT-07と一緒に行ったので、大型バイクとの同行ツーリングの感触をちょっと書いてみたいと思います。G310GSを購入検討している人は知っておきたい情報かもしれません。(関係なかったらゴメンなさい)
自分の感覚だと600ccを越えると加速、速度とも日本の一般道路では申し分のないパワーがあると認識しています。今回は約700ccのMT-07とのツーリングでしたが、やはり信号での停止→加速を繰り返すような街中近郊では一緒に走ると若干のストレスを感じます。正確には相手にストレスを与えているかも?と思いつつ、のストレスでしょうか。
3速以上、40km/h以上の速度に乗れば全く問題ないです。田舎道での快走路もさほど問題ないと思います。常識的なレベルでは速度域は変わりません。(異次元速度の大型バイク乗りの方は別途)低速コーナーからの立ち上がりは刃が立ちませんが、タイトな道路では小排気量軽量車が有利な場面だってありますから、道次第と言える部分もあります。とにかく、案外速いんです。
ただし、相手が通りがかりの見知らぬ大型バイクですと、前方に中型バイクを見かけた場合は、やっぱり遅く感じると思うので道を空けてあげた方がいいですね。因みについていこうとしても大型バイクのアクセルひとひねりでポツンと置いていかれます。笑
大型バイクとのツーリングはお互いにストレスが全くないかと言えばウソにはなると思います。しかし、自分が大型バイクの時にも経験がありますが、ワインディングに入って「先にいっとくねー」、みたいなノリで速く走りたい人だけ30分ほど好きに走り回って、どこかで後続を待つような時、思ったよりもすぐに後ろはやってくるものです。ベタ付きで走れば引き離されるかもしれませんが、それをタイム差で言えば、そこそこの距離を走っても数秒〜数十秒の差。
これがレースやバトルなら負けですが、ツーリングと考えればタイムスケジュールにはなんの影響もないし、旅で景色を見たり、降りて写真を撮ったりするのもツーリングの醍醐味。そもそもは大型バイクではついついアクセルを空けてしまって、旅の景色を見逃しがちだと思ったのも僕の排気量ダウンのきっかけの一つでした。
一方で僕は、快走路でコーナーをスポーティに駆け抜けることは今でも大好きです。
バイクというモータリゼーションの楽しみは、一つ一つのコーナーを減速→バンク→ターン→加速を心地よく美しくキメてゆくことにかなりの魅力が凝縮されていると思います。あとはそれを人と競りたいか、負けん気がつい出ちゃうか、という部分ですね。笑
G310GSは、このモータリゼーションを結構な速度域でも存分に楽しむことが出来て、尚且つ脇のダートにいつでも滑り込むことができるのが魅力だと思います。もちろん、兄貴分の1200GSはもっとハイパフォーマンスな訳ですが、一つだけ勝てる部分があります。それは兄貴よりも圧倒的な軽量であること。
ダートではクルマ1台分くらいの道幅が多いですよね。
1200GSに僕の腕でその道に入ったと想像した場合。もし山奥で先に進めない状況になったら、どうUターンするか?その時の足場が平坦とは限らず、滑りやすい路面状況かもしれない。そんな状況では、降りて押したり引いたりも車重が重いと容易ではない。もし倒した場合、一人で1200GSを起こせるのか?
そんなネガティブな想像をして、きっとロクにダートに入らず、入っても相当に浅い領域。僕の1200GSはそのうち見た目だけアドベンチャーなオンロード専用車になることでしょう。(あぁ、腕がほしい。。)
しかし、G310GSなら、僕の腕でもナント、アクセルターンが出来てしまいます!
降りて押し引きするのもなんてことはありません。(既に経験済み)
今度は純然たるオフ車であれば、さらりとガレ場だってこなすことでしょう。しかし、今度は先のモータリゼーションの楽しみや、ロングランの旅、高速道路移動などで少し無理がきてしまいます。(もちろんノンビリと行けばいいのですけどね。)
日常のコーナーの楽しみ
林道での楽しみ
高速道路・長距離移動
これらをハイレベルにバランス良く楽しめる旅バイク。それがG310GSだと思います。
どうにも埋められない排気量から来る性能の差はあっても、それを埋めるに十分な魅力がG310GSにはあると思います。べた褒め!!
要は僕の使い勝手にジャストフィットしてるだけなんですけどね。
あとは車検の有無でしょうか?でも250ccでは、パワーが足りずにこのバランスが得られない。日本の法律の悩ましいところ。
フィットする方へ、是非お奨めします。