The smell of sky

Photographer。知らない土地と、スタンダードが好き。アート、自然、田舎は心がヒリヒリして落ち着く。最近は400年に1度の大地震を経験して新たな悟りを開く。煩悩がある人間はこんなことがないと気づかない。

G310GSで、午後から林道調査

何かしたいなぁ。
どっか行こうかなぁ。

家の用事を諸々済ませた休日の午後1時半。

バイクが頭をよぎる。
が、普段バイクは朝から乗らないとどうもテンションがあがらない。

とは言え、時期は梅雨。
幸い外の天気はまずまずの晴れ。
こんな機会を逃していたらあっという間に夏まで乗れなくなるぞ!

ということで、慌てて準備して山へ向かいました。
目的は林道入口調査。

G310GSに乗るようになってからは、阿蘇方面をツーリングしながら見つけた脇道のダートに入ることは増えましたが、目的を林道にロックオンして行ったことはまだなく、今年は九州の林道を経験しつつ、願わくばキャンプ(野営)するというのを目標の一つにしています。

しかし林道初心者の僕にとってはまず、林道入口にたどり着くまでがまあまあの旅。現場は山奥だからネットも不安定だろうし、入口にたどり着くまでに時間をロスしていては、その先もまた不安になりそう。
まあ、行ったら行ったでどうにかするんでしょうが、今日のような余った時間をそれに費やしてみようと思いました。

九州で林道と言えば、だいたい九州山脈付近だと僕は認識しています。つまり、熊本、宮﨑の県境あたりですね。また宮﨑は林道や自然などへレジャーに来る人々に寛容な県だというイメージもあります。もちろんそれに乗っかり過ぎて迷惑をかけてはいけませんが、僕が知る範囲では宮﨑と高知はそんな優しいイメージがあります。
熊本のとある林道に入った友人は、地主さんから鎌を持って追っかけられた(笑)というエピソードもあることですし、常に持ち主がいることを意識してモラルを持って遊ばせてもらいましょう。

で、

ここは宮崎県五ヶ瀬町

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六峰街道は、五ヶ瀬町から北方町までの6つの峰を繋ぐ舗装林道(57km)とのことですが、この街道から脇にいくつもの林道が延びている模様。なにせ初めて来たので、この模様を調べて回るしかない。この時点で午後3時。人気のない道へ道へと入っていきました。

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この辺で既に標高1000m前後。山が深い。

しばらく走ると「杉の越林道」なる表示。
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曲がって見たくもあるが時間が時間。
あくまで今日は入口調査だと我慢して前に進みます。

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またしばらく走ると、三叉路にあたる。
既によーわからん。が、右に折れると「ここから林道」の標識。誘われて行ってみる。

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宮﨑の林道は標識がしっかりしている印象

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またまたしばらく走ると「大仁田山線 起点」の標識。
これこれ!これはバイクで走る林道として聞いたことがある。今回はこれを見つけたかったんです。しかし、宮﨑は林道標識もそのムードも、ようこそいらっしゃい感が強い。

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大仁田山線に入ると突然、峰に沿って10基ほどの風力発電機が視界に飛び込む。この先からはダートが続いているはずですが、この時点で16時半。遊びたい気持ちをこらえて引き返しました。しかし、入口は分かったので次回入り込んでみたいと思います。

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帰り道、風車を向かいにちょっとひらけたところでお茶タイム。標高1000mは今の季節、バイクだと肌寒い。持ってきた紅茶セットを湧かします。

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紅茶セット。なんとライターを忘れる

以前、紅茶セットをウエストバッグに詰めていったら、水を忘れるというアクシデントがあったので、ビシッと持っていったら、今回はライターを忘れた。。。

バイクのタンクバッグに入れっぱなしのチャージTTI(マルチツール)があったので、それで火起こし。たまにはキャンプの知恵も役に立つ。

youtu.be

 映像よりも、鳥のさえずりと湯沸かしの音を聞いていただきたい。
これを流しながら記事を読んでいただきたい。五ヶ瀬町の素晴らしい自然がちょとは伝わるかもしれません。

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無事に紅茶を飲んで温まった。
半日だったけど十分に楽しかった。

次回は朝から挑んで、Goproも頑張って撮影しようかな。