「素」の魅力
福原舞弓ちゃんを仕事でポートレイト撮影する。
彼女は言わずとしれたモデル。
「今日は福原舞弓本人を撮るからね。」と、打ち合わせ。
しかし、この「本人」がくせ者です。
たとえ、モデルではなくても自分本来の姿がいったいどれなのかも
人は普段理解しない。考えたこともない。
ましてモデルはカメラの前では演じることが仕事なので
大抵は「本人ってナニ??」と悩むことになる。
美しく魅せることがモデルの仕事だから「素」を出すということは
美しくできないと解釈してしまう。
しかし、舞弓ちゃんは私が育てたも同然のモデル。
(注 : 本人がそう思っている訳ではない)
モデルを演じることと本人との差、及び魅力の違いの飲み込みも早い。
(厳密に言えば「本人」も演じているのだが。それも普段から)
おかげで良い撮影になりました。
下の写真でどちらがモデルっぽくてどちらが「素」っぽいかは一目瞭然。