「Art Photo Tokyo 2016」参戦
これまた過去ネタ。
11月18日〜20日にかけて、東京茅場町のビルを丸ごと写真と映像でジャックする、境界線のないアートとクリエイティブのイベント「Art Photo Tokyo 2016」が開催されて、作品を展示してきました。
今回はローラの「R mazagine」のチームとして参戦です。
9階建てのビルに埋め尽くされた写真は、関係者として見に行っても疲れた。
第33回テヘラン国際短編映画祭グランプリ受賞しました。
タイトルが読みにくくて長いですが。
先日、テヘラン国際短編映画祭にノミネートされていた話は書いていましたので、結果報告です。
第33回テヘラン国際短編映画祭アジアコンペティション部門にて、
グランプリを受賞致しました。
写真用カメラに動画機能がついたこと、遠山昇司という同郷の若手映画監督と東北大震災を機に出会ったこと。その他様々なファクターが偶然、奇跡的に、いや運命的に重なって何かに巻き込まれるように真剣に挑むようになっていました。
自分にとって良かったのはムービーの始まりが映画(シネマ)だったこと。
これは遠山昇司監督に始めて会った2011年の春、
「本来、映画(シネマ)と写真は、とても近い関係にあると思うんです。でも、最近の映画はシネマではなくエンターテイメントが多い。僕はあまりそこには興味がないんです。だから食わず嫌いというか、言ってしまえば僕は映画が嫌いなんです。」
と、言って、なぜかこれが始まりのゴングになった。
そして、彼と二人三脚でシネマ製作がスタートした。
我々の美意識を全面に出した、自分達にとっては芸術作品でもあり、観るというよりも深層で感じとってもらうような生と死と希望をテーマにした映画。自分の撮る映像は、写真の感性をそのまま持ち込むことがテーマで、いわゆる動画のテクニックをちょっと無視したやり方とも言える。
もちろん何よりも遠山昇司監督の視点や力量が一番だが、私にとって2作目の撮影監督としての作品で、メジャー映画祭のグランプリを獲得できたことは、写真家として磨いてきた美意識をそのまま映画に反映させて評価をいただいた訳で、映画の賞だけど、何か写真まで褒めていただいたような気がする。
映画を撮れば、さらに写真に気合いが入るという、独特な生き方になっていることは自分にとって、とても幸せなことだ。
ニコンのクリーニングミラーアップがどうやっても出来ない問題
久々の備忘録。
ニコンD4をずっと気に入って使っているが、先日CCDを自分で清掃しようとしたら、「クリーニングミラーアップ」がアクティブにならない。
あちこちのニコンスレッドにもよく書いてある項目
〇 バッテリーがフル充電でない場合
〇 カスタムメニュー【g 動画】内のシャッターボタンの機能が動画になっている
〇 バッテリーのキャリブレーションがとれていない
〇 それでダメなら、一度初期設定に戻す
〇 ワラにもすがる思いで、バッテリーを一度抜いて再起動する
最後はもう身も蓋もないが、気持ちは十分にわかるアクションだ。
しかし、この身も蓋もないアクションまで、全てを決行してもなんとミラーアップできないじゃあないか。
ボーーっとなって数日放置。
しかし、ボーーーっとしていても未来はない。
そこで伝家の宝刀、NPS(Nikon Proffesional Service)に電話。
斯く斯く云々です、と伝えると、
「ちょっと待っててください。いま実機を手元に持ってきます」と。
しばらくして、お互い電話先でD4のメニュー画面とにらめっこしながら、あーだこーだと話しあった。
そして結果は、
セットアップメニュー【ネットワーク】の通信機能でした。
僕は、この機能をまだ一度も使ったことがないのだけど、いつの間にか【ON】になっていたようで、これが【OFF】でないとミラーアップしないらしい。
極めて紳士的で的確にご説明いただいて3分ほどで解決。NPSのこの手厚いサービスがあるからニコンがやめられない。もちろんニコン製カメラも大好きです。
通信機能があると言えばシングルナンバー機種だけだと思うが(最近のwi-fi機能付きカメラがこれに属するのかはプロ用機種しか使わないので知りませんが)、誰か困ってしまって数日、ボーーーっとなって、いつか奇跡的にこのブログに辿り着いた人の為に書いておきます。
その前に自分で解決されるかもね。
ドローンのテクニック
今の仕事に対応するために、ついにドローンを導入した。
導入にあたっては、カメラ技術よりもラジコン技術や航空法の方が重要なので、久々にかなり勉強するハメになった。こんなことなら中学生までやっていたラジコンをずっと続けておくんだった。今後もややこしいテクニックが必要な時はぜひ外注したいものだ。
実際にブツが届いて驚いたことは、レンズの深度がやたらと浅い。僕は昔、航空写真を専門にやっていたので、てっきりパンフォーカスだと思っていた。ピーカンの空のもとではモニターがよく見えないもんだから、ピントがあってるのかどうかさっぱり分からない。一流のドローンパイロットはどう対策しているのだろう。
機能や考えることがヤマほどあって、まだ分からないことだらけだけど、昔さんざん空から撮っていたから空からの絵の面白さは思い出してきた。ラジコンテクニックをどこまで追求するかはさておいて、クレーンショットの効果が期待できるのは嬉しい。
しばらくは練習だ。
いよいよ、テヘラン国際映画祭へ。
いよいよ11月8日開催のテヘラン国際映画祭に遠山昇司監督が向かった。
今年1月に撮影した短編映画「冬の蝶」が第正式ノミネートされて映画祭で流れるからだ。僕はスケジュールも合わなかったし、そもそもイランにはカメラマンという職業は入国できないらしい。なので、授賞式などは監督にお任せ。僕は日本からエールを送る。検討を祈っててください。
www.tehrantimes.com
珈琲が美味しくなる映画
コーヒーが美味しい季節になったところで、興味深い映画。
センス溢れるドキュメンタリー。