The smell of sky

Photographer。知らない土地と、スタンダードが好き。アート、自然、田舎は心がヒリヒリして落ち着く。最近は400年に1度の大地震を経験して新たな悟りを開く。煩悩がある人間はこんなことがないと気づかない。

萌え〜。

今回かなりオタクネタね。勢いで購入したこのカメラ、1956年西ドイツ製ローライフレックス2.8Eっていうのさ。ボディ傷ナシ、レンズくすみナシ、操作系極めて滑らかに可動(コンパーシャッターもタッチ柔らか)。しかも、純正フラッシュバルブ付き!古い映画なんかでよく新聞記者が使ってる「ボシュッ!」って音がして光る一発限りの裸電球みたいなやつさ。ローライ純正なんて生まれて初めて見た!存在すら知らなかった!ただ、フラッシュ用電池は22,5voltイギリス製(右下の赤白のヤツ)。フラッシュの玉は一個のみ。これからネットで広大なオタク買い物探しが始まるのよねー。そいでねー、このローライに付いてるプラナー80mm/f2,8(レンズ)は現代の科学の粋を集めてもゼッッッタイ撮れない写真が撮れるのよ〜。人物の肌なんかなんともシットリと湿度がある写りでピーカンで撮るより曇りの日なんかに撮るとなんとも絶妙の描写なのよー。今のレンズコーティングが施されたプラナーなんかじゃもう撮れないね。時代が乾いてりゃ、レンズの写りも乾くのさ。この時代のローライ/プラナーはアタリを手に入れれば、発色いいのに階調滑らか、フレアも許容範囲、この時代のハッセル/プラナーは逆光ではフレアでフニャフニャなのにさ。畳サイズまでプリント伸ばしても画質耐えるしね。これぞ本物のカールツァイス!これぞ究極のカメラ!ただしねー、まず仕事には使えないのよねー。バカだよねー。ホント。051031