不思議な大根
上天草市(元大矢野町)にある湯島。
本来は渡し船で30分ほどで行くはずの島だが船長さんが用事があって
「飛ばします。」と言って10分で着いた、そんな近い島。
前から有名だけど、ここは「湯島の大根」が美味しい島。
品種が違うのかと、同じ姓の森さんというおじさんに聞いてみたら普通の大根と
まったく同じだと言う。ただ、土が違うとしか言いようがないらしく、掘ると岩が
ごろごろ出てきて比較的水はけが良く、ところが深く掘ると湿度が高く下では
保水しているという不思議な地質が良いのではないか、とおっしゃっていた。
肝心の味は、恐ろしく瑞々しく(みずみずしく)て、甘い。
ニュアンスをなるべく近く伝えたら「梨」のような味。
「うそぉー。」
と、思う人もいるだろうが食べたら
「あぁ。」
となることは間違いない。
少なくともこれは大根ではない。と、今までの大根のイメージはもろくも
崩れるのは必至。畑で皮を剝いてぽりぽりと食べても果物のように
さくさくお腹に入るのだ。
料理は煮てもあっという間に食べられて煮崩れもせず、漬け物にすれば
弾力豊かで甘みもあり美味い。唯一大根おろしだけは辛みがないので
これを美味しいと思うかどうかは人それぞれだけど、一風変わって
面白くはある。
そんな、湯島大根は今からちょうど出荷が始まります。
食べたい方は某有名百貨店か大矢野の産直にレッツゴーです。
あー、美味かった。
一流の大根は葉っぱも綺麗。因みに私は大根葉の漬け物が大好物。
ムービーカメラスタジオ「スプロケッツ」の白石ちゃん。スタンドイン中。
(モデルの代わりに立ってもらってアングルを決めるってこと)