太陽とともに
「I hate power, but I love speed」
ちょっと前に書いた、そんなエゴを叶えるためにもうすぐ新たなバイクが僕の元にやってくる。
ドカティは間違いなくいいバイクだった。ただ、僕にとってバイクは自分の感性を焚きつけたい道具。走りを楽しむことも大好きだけど、旅や風景から受けるメッセージをもっと感度良く拾いたいと思ったとき、パワーを落としたくなった。それはR100RSでもまだチカラが有り余っているようで、そういう自分の思考と日本の道路とを考えたとき中型の排気量で十分なように思えてきた。もうひとつは久しぶりにキャブレター式空冷4気筒に乗りたかった。これもR100RSに乗り換えてからキャブの気持ちよさを再認識したのだけど、思えば10数年は2気筒にしか乗っていない。まして4気筒はといえば20年ほど乗っていない。伸びやかで気持ちのいい加速感、、だけど有りすぎないパワー。そんなことを考えていたらどんどん年式が下がっていった。
HONDA CB350FOUR(1974年式)
古いなー。笑
でも、素晴らしいコピーだ!
「太陽と旅するFOUR」!
「サンシャインツアラー」!
日本ではすぐにCB400FOURに移行して、僅か4年弱ほどしか作られていない不人気車種だったらしい。自分も若い頃なら見向きもせずヨンフォアを選ぶところ。だけど、今になって眺めてみると僕にはヨンフォアより数段格好良く見える。マフラーも今は集合より4本出しが好きだ。因みに欧米ではなぜか今も根強いファンがいる。なにかあるんだろう。それは僕も乗りながら体感していきたい。