アートの純粋性
先週の金曜から東京に行っていました。わたしの仕事や活動からは切っても切れない縁である「著作権」の勉強でミッドタウン東京へ。専門の弁護士さんのシャープな講義はいつもと違う部分を覚醒させてくれました。
せっかくフリーな体で東京に行ったのですから美術館に行かないわけにもいかず、近場で六本木ヒルズの森美術館へ。「アネット・メサジェ」というフランス人インスタレーション作家の方の展示でした。人や動物の生命を根底にした深くて幅のある解釈、到達した位置はアーティストとして尊敬します。個人的にもインスタレーションは大好きで、正直ちょっとやってみたくなりました。もちろん写真をもとにしたものですけど。
インスタレーションアートとは近代美術ではメジャーなスタイルで、展示したあとに残さないその場だけの表現をするアートのこと。写真や絵なら額に入れて残りますが、インスタレーションは残らないだけ鮮烈でより記憶に残る、いっときだけ開く花のような、メッセージの塊のような、そういうアートです。たとえ一流のアート(美術品)といえど、手に入るものにはいつか誰かの欲が絡みますがインスタレーションは残らないだけより純粋なのかもしれません。
週末にいいものをもらって個展に入れそうです。
あ。
水曜のFMK「パンゲア」にゲストで少しだけ出演することになりました。
忙しい平日のお昼ですが、お暇な方(なんか微妙な言い方?)はぜひ、聞いてください。たぶん12時台です。