最後の撮影
前述した昨日の阿蘇ロケ。
ご存じの方も多いと思うけど、熊日新聞社に「Peap(ピープ)」というフリーペーパーが
ある。前述したブログでの「昨日のロケ」とは、その表紙撮影だった。
じつは3月号でこの本が終了となるので最後の表紙撮影となったのだ。
思い返せば、2002年の4月号から丸8年間表紙を担当させていただいた。
苦労もあったけど、それよりも自分の成長とともにこの本はあったというか、
この本で成長させてもらったとも言える。そう思えば触れてきたなかで正直一番
思い入れのある本だっただろう。
本を目立たせたり、共感を感じてもらったり、読者の記憶に残るよう、役に立つよう
手にとってもらえるよう、ずっと考えてきたし勉強してきた。いやさせてもらった。
Peapを思えば少々切なくはあるけど、後ろを見ても仕方ないし
Peapで学んだ8年をこれからの本や広告に活かしていきたいと思う。
8年前に汗だくでテンパって撮影していた表紙の写真は現在(いま)ならあっさりと
撮影できるだろう。自分が進歩しているなら現在テンパる写真に汗だくで挑まなければ。
それが恩返しかな。そう思うとわくわくするもんだ。
Peap。またいつか会えるかね。そのときを楽しみにしとこう。
2002年4月号のPeap。創刊号のプレッシャーにテンパっていた記憶を
想い出すとまだ鼻先につんとくる。(写真が堅てぇぇー)
最後のPeapの写真の中から。
春に旅立つような羽ばたくような感覚を、どこか切なくて、でも悲しい感じでなく
清々しく表現したかった。もちろんPeapだからファッショナブルにね。
追伸
最後になりますが、Peapの8年間でお世話になった全ての方々にこころから
感謝いたします。広告という仕事のなかで、写真でクライアントとユーザを結ぶ
表現者として、もっともっと腕と感性を磨いていこうと思います。
本当にありがとうございました。